業務案内

環境と産業を両立する炉づくり

持続可能な熱エネルギー社会へ


What's Chikuro築炉とは

築炉は「ちくろ」と読みます。築炉というのは、文字通り耐火レンガ・耐火キャスタブル等を使用して、様々な炉を作る仕事です。日常生活の中では築炉という言葉をあまり耳にしませんが、火や熱が発生する設備には、その熱を保温もしくは高度な遮断を行うために耐火物のライニング施工が行われ、そこには築炉の技術が取り入れられています。

廃棄物などを安全に処分する、鉄鋼などを高熱で加工する、陶器やセラミックなどの乾燥や高度な加工、など現代社会に欠かせない設備として「炉」を築く「築炉」は重要な役割を担っています。

作業
築炉
築炉

いろいろな「炉」

いわゆる「炉」といわれるものは、用途によっていろいろな種類があります。

焼却炉

焼却炉とは、家庭ごみや工場の廃棄物などを高温で燃焼させ、焼却処理するための装置です。燃焼によって、体積を減らし、有機物を無害化するといった衛生的な処理をします。また、その際にでた熱エネルギーを回収する目的でも使用されます。このエネルギーは、札幌市では一部の地下鉄(札幌南北線一部)や地域暖房、ロードヒーティング、温泉施設などへ使用されています。焼却炉には種類があり

ストーカ式燃焼炉
火格子(ストーカ)の上でごみを移動させ、下から送り込む空気で焼却します。
流動床式焼却炉
炉内に充填された砂に空気を吹き込み流動床を形成して、その中でごみを焼却します。

などがあります。焼却炉の壁には耐火物(耐火れんがやセメント等)が敷き詰められています。私達が普段生活をしている上で、耐火物そのものを見る機会はありませんが、実は廃棄物処理において非常に重要な役割を果たしています。焼却施設内での燃焼温度は900℃から1300℃付近で処理されています。このような過酷な状態に耐えて安定した連続的な焼却処理を可能にするために耐火物は極めて重要な役割を果たしています。その耐火物を使用して、炉を構築、整備することを築炉と呼びます。

工業炉

工業炉とは、鉄やアルミなどの金属やガラスなどに熱を加えて加工するための装置のことをいいます。加熱によって性質を変化させ、材料や製品の加工、処理を行うのです。工業炉の種類もさまざまで、

電気炉
電気エネルギーを熱源として物体を加熱
溶解炉
材料を個体から液体へ溶かす
加熱炉
金属加工において鋼材に加工する前段階で熱を加える
熱処理炉
金属やセラミックスなどに強度や耐性を持たせる

それぞれの用途や目的別に多くの種類があります。私たちの身の回りにある金属製品のほとんどはこの工業炉を通ってできています。自動車や飛行機などもそうです。

construction results施工実績

現在までの主な施工実績です。

北海道
札幌市
  • 豊平製鋼
  • 真駒内駐屯地
  • 白石清掃工場
  • 駒岡清掃工場
  • 発寒清掃工場
  • 西部スラッジセンター
  • 東部スラッジセンター

苫小牧市
  • トヨタ自動車北海道株式会社
  • 豊通スメルティングテクノロジー株式会社
  • アイシン北海道株式会社

函館市
  • 日乃出清掃工場

北斗市
  • クリーンおしま

千歳市
  • 千歳市民病院
  • 千歳空港
  • 千歳駐屯地
  • 千歳市環境センター

旭川市
  • 旭川駐屯地
  • 旭川聖苑

帯広市
  • 帯広畜産大学
上士幌町
  • 北十勝2町環境衛生処理センター
砂川市
  • 吉野斎苑
名寄市
  • マルハニチロ畜産株式会社
  • 名寄市立食肉センター
せたな町
  • 北部檜山衛生センター組合
釧路市
  • 釧路市昇雲台斎場
栃木県
壬生町
  • 壬生町クリーンセンター

Recruit採用情報

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